駅 喫煙者の肩身は年々狭くなる一方です。駅や飲食店、公共施設など一昔前なら普通に喫煙できた場所でも分煙化や全面禁煙が叫ばれ、吸える場所を確保するだけでも一苦労するほどです。経済的な問題や健康だけではなく、時間的なロスも負担になってきているわけです。
そこで、禁煙に取り組む人々が増えてきているわけですが、孤軍奮闘するだけでは難しいのが現状です。強い意志の力だけで、たばこを止めることができればいいのですがなかなかうまくいきません。そうした愛煙家たちの強い味方の一つとなってきたのが禁煙パイポです。
30数年まえに印象的なテレビCMで登場したパイポですが、現在に至るまでロングセラーを続けています。当時は、このCMの中のセリフが流行語大賞に選出されるなど商品よりもCMのほうが知れ渡っていた状態でした。独特のこのCMは今でも中高年の方は記憶に残っているでしょう。

では、禁煙効果や種類にはどういったものがあるのでしょうか。素朴な疑問を解説していきます。

禁煙パイポに害はある?

これだけ長い年月にわたって愛される商品ですから、CMの効果だけではなくパイポの効果やメリットもそれなりの実績があったということになります。また、パイポは、たばこの代わりにほぼ常時、吸うものですから一番気になるのが体への害です。
たばこが、健康を害するのは、これはだれもが知っている常識的なことで、百害あって一利なしなどとも言い表されるほどです。
たばこを止める大きな理由の一つとして健康への害を避けるためというものが挙げられます。ですから、パイポが体に害になっては、本末転倒というものです。
ハーブ 結論から言うとパイポに、実質的な害はありません。パイポに含まれる成分は香料や天然ハーブを主成分としたもので、体への害があるものは一切含まれていません。
また、常習性のある薬物や成分も含まれていないためパイポ自体はすぐにやめることができます。
たばこが、厄介なのはその有害な成分が健康を害するだけでなく精神的な依存性を持っていることです。日常のあらゆるシーンにおいてたばこを吸うことが習慣になってしまうと、その行為自体に依存してしまうようになってしまいます。
仕事がひと段落ついたときやコーヒーを飲んだ時、食事のあとやお酒を飲みながら、といった日常の行動にたばこを吸うことが結びついてしまいます。このため、条件反射的にこのような状況になるたびにたばこを欲してしまうことになります。
たばこの有害成分は数週間もすると体外に排出されますが、この精神的な依存は数年以上続くことになります。この、精神的な依存が忘れられるまで、禁煙は続くことになります。
この長い期間、毎日何気なく繰り返しているシチュエーションごとに喫煙の欲求は繰り返されることになります。どの時点まで我慢すればそれで終わりというわけにはいきません。失敗するのはこの、いつまで続くかわからないという喫煙欲求に絶望してしまうことにあります。
その上、人生において日々の生活がいつも順風満帆というわけではありません。職場や学校、家庭の中で様々な問題が起こってきます。この時、その絶望感は自暴自棄へと変わり、半ばやけ気味に一本ぐらい、いいだろうということになりかねません。

禁煙が失敗することによるリスク

禁煙期間中一本でも吸ってしまえばそれでもう禁煙は失敗です。これまで我慢をしてきた喫煙欲求の反動で、多くの場合一本で済むことはありません。さらに悪いことに、禁煙前までよりも喫煙する本数が増えることがわかっています。
ダイエットでいうところのリバウンドと似た状態で禁煙の失敗を繰り返すことで喫煙習慣の強化と喫煙本数を増加させてしまうことになります。
こういった毎日の喫煙欲求をかわすためにパイポは大変有効な手段であり、無害であるがゆえに長い間吸い続けても問題ありません。
よく、口寂しさのためにガムや飴をなめる人がいますが、カロリーの取りすぎになったり、たばこを吸いたくなるたびにこれらを取り続けることで、飽きてしまいます。
前述したように長い禁煙生活を乗り切るためには良い方法とは言えません。また、根本的に喫煙行動とは違うものであるため精神的に満たされることがありません。それどころか糖分を取るとなおさら喫煙欲求を高めてしまいます。
パイポには、無害な香料や数種類の天然ハーブ成分が使われているだけなので、喫煙欲求を高めたりカロリーを取りすぎたりすることもありません。
また日常の生活の中で、喫煙をするという習慣を無理に我慢せず疑似喫煙をするだけなので、精神的な負担がかなり軽減されることになります。
以上のことから、たばこは止められても今度は、パイポを止められなくなるのでは不安になるかもしれませんが、たばこと違い有害な成分による中毒症状がないのでその心配はありません。
喫煙欲求がなくなった時点で、いつでも止めることができ、心配はありません。そういった意味でもパイポは長い間常用できる無害な製品と言えます。

禁煙パイポはどんな成分が含まれている?

ミント パイポの成分としては、メントールとそれに付随するものとしてミントオイルが主に含まれています。
その成分のうちの一つでメントールといわれるものは、植物のハッカやペパーミントに含まれる成分のことを指して言います。これらのものは天然ハーブ由来のもで、体に良い作用はあっても健康を害するものではありません。
どちらかというと身体よりも精神的な面で効果を顕します。

メントールには清涼感を出す作用があり味や香りに深みや広がりを持たせることができます。パイポを吸ったときに味わえる清涼感はこのメントールによるものです。
このメントールの清涼感により気分転換や鎮静作用を得ることができます。そのほかにメントールには口臭予防、消炎作用もあるためのどのイラつきを抑えたり咳止めの効果もあるとされています。
パイポとしてのメントールの役目は、やはりこの清涼感で禁煙によってイライラしがちな気分を落ち着かせるとともに口中から喉にかけて、さわやかに刺激を与えます。このことで、たばこへの渇望感を抑える効果を持たせてあります。
喫煙するときには、この口の中から喉や肺に煙を吸入するときの刺激を楽しむという一面もありますので、このメントールの刺激が同様の効果を果たすことになります。このことによってある程度満足感を得ることができます。
そのほかの成分としては、ミントオイルがあります。これは、ペパーミントというシソ科の植物から生成されたものです。ミントオイルにもメントールが含まれているので清涼感があり、アロマテラピーなどに利用される香りのよい天然成分です。
やはり香りや清涼感によって精神的なリフレッシュ効果や脳の活性化、落ち込んだ気分の高揚効果などがあります。これは、たばこが欲しくなるシチュエーションに、たばこのによってもたらされる働きと似た作用があることがわかります。

喫煙行動の依存性とパイポの種類について

喫煙行動にはたばこの有害成分による中毒性だけではなく精神的な依存が大きく影響しています。たばこの有害成分だけの問題ではなく喫煙をする行動そのものに依存性があるのです。
喫煙者は長い間、精神的な不安定さや落ち込みに対して癒しとしての喫煙をその場しのぎ的に続けてきたことになります。喫煙は体の欲求というより精神の欲求が大きくその点をカバーするための成分がパイポには配合してあるといえます。
そのためパイポの種類の中には、このメントールを強化して吸いごたえのある味のブラックパイポ、ハードミントもラインナップしています。また、ほかの種類としてパイポペパーミント味には、レモンオイルが含まれており、このレモンオイルは、アロマテラピーにも使われています。このことからわかるように、レモンオイルには精神的な不安解消や、気分の高揚の効果があるとされています。レモンオイルの香りによって、ミントオイルやメントールと同じように精神的な癒し効果をもたらし禁煙で苛立った精神的な不安を取り除く工夫がされています。このほか、アロマテラピーでのレモンオイルの効果には、血行促進や殺菌抗ウィルス作用などの効果もあると言われています。体への影響はともかくレモンオイルの香りの効果は、たばこを止めるための一助としては効果的な成分と言えます。
パイポは、メントールとミントオイルを主成分としてレモンオイルをはじめさまざまな、種類の成分を配合することで口臭予防やリラックス効果、などのこれまで喫煙によって行ってきた気分転換ができるように考慮されています。
また、成分の持続時間もかなり長く使い方にもよりますが一本で一日から二日程度の使用が可能です。3本で300円ですから一日100円としてもたばこと比べるとリーズナブルで手軽です。
その種類もレモンライム味、うめ味、フルーティー味、ペパーミント味、シナモン、グリーン他と、豊富に取り揃えてあり、禁煙が長期にわたっても飽きの来ないラインナップになっています。

禁煙パイポの利用者の割合は?

全国の喫煙者率は、2016年で、19.3%で、男性は全体の29.7%女性は9.7%が喫煙しているとなっています。喫煙人口は同じく2016年で男性が1.498万人女性は、528万人となっていて男性は前年度よりも64万人減っています。逆に女性は、6万人増えていました。
差し引きすると、58万人の人が単純に言うとたばこを止めたということになります。年々喫煙者人口は減少している状態です。理由は健康のためや経済的な問題、周囲への気遣いなどが多くみられるようです。
このうちほとんどの人が止められるものなら止めたいと思っていて、禁煙の機会を模索している状態と言えます。これからも多くの人が禁煙に挑戦していく傾向です。

意志による禁煙とパイポを使う禁煙の成功率

しかしながら、その方法として一番多いのが自分の意志の力だけに頼って止めるというものでした。あるネット調査では3000人以上の方を対象に調査した結果意志の力だけで禁煙を試みて失敗した人は、60%以上おられるという結果でした。
これに対して、禁煙に成功した方のうち50%がこの意志の力だけで禁煙をしたと答えています。どちらにしても半数以上は、自分の意志の力で禁煙を試みたことになります。
パイポを利用して禁煙したという人は、現在喫煙している人のうち18%がこの方法を採用しており、今現在喫煙しているということは失敗したということになります。
また、禁煙に成功した人のうち禁煙パイポを利用した人の割合は、3.9%となっており、非常に少ない結果となっています。
これを見ますと禁煙パイポが効果がないように見えますが、ひたすら我慢して禁煙に失敗した人がもし、禁煙パイポを使っていたらと考えるともっと成功率は上がったのではとの推測も成り立ちます。
これは、ほかの禁煙グッズにも禁煙方法にも言えることですが禁煙は止めたいという意思の力がなければ成功しません。禁煙グッズや禁煙方法はそのサポートに過ぎないことを知っておく必要があります。
禁煙パイポのみの効果で禁煙を試みても禁煙に成功するのは難しいでしょう。

女性の喫煙者は増加している

喫煙者数の推移をみてもう一つ気になるのが女性の喫煙者が増えていることです。男性の喫煙を始める理由は興味本位ですが女性の喫煙を始める動機としては、ダイエットのため喫煙する傾向があるといわれています。
たばこを吸うと痩せられるというわけで健康的とは言えない喫煙を選んでしまうわけです。
また、禁煙に成功しても逆に太りだすことも恐れてなかなか禁煙に踏み切れずにいます。パイポの利用者数は圧倒的に男性が多いわけですが、これは見た目の問題が大きくかかわっているようです。
咥えているさまが男性には抵抗がなくても女性には気になるようです。しかし意外にも、女性に間で禁煙中の禁煙パイポがそのまま禁煙成功後の食事制限のアイテムの一つとして利用されています。
食事を控えるときに空腹を紛らわせるのには飴やガムなどよりも手軽でカロリーの摂取の心配もありません。
禁煙する女性の悩みのもとは禁煙した後の体重の増加があります。禁煙したために体調がよくなったり舌の味覚が敏感になり食事が進むようになってしまうことで太ってしまったという方が後を絶ちません。
現在喫煙者の半数以上がたばこを止められるものなら止めたいと思っていて、その半数以上が試みる禁煙法がひたすらに我慢するという難易度の高い方法を採用しています。
この方たちが禁煙パイポのような禁煙をサポートするグッズを利用したらさらに、禁煙に成功する人が増えることが考えられます。若年層は喫煙離れが進んできていますが、40代以上の中年層では禁煙する人が増え続けることになります。
こういった健康に留意しなければならない年齢層に皮肉なことにヘビースモーカーが多く、将来の健康に危機感を持ったこれらの喫煙者が楽に禁煙できるように禁煙パイポなどの禁煙サポートグッズの利用が望まれます。